わかりやすいとは?

私が東京医科歯科大学の口腔外科に勤務していたころ
患者さんの問診をしていました。

すると

「先生、わたし、血管に最近コレクトコールが溜まって」

えっつ???
コレクトコールって相手払いの電話?????

別のおばあちゃんは
「血管にポリエステルが・・・」

これ、実話ですよ。
血管にはいろんなものがたまるんですね(笑)

私たち医療従事者はついつい医学用語を使ってしまいます。
患者さんもなんとなくわかったつもりになって話す。
すると医者も患者さんがわかっているものと勘違いして(実は誤解したまま)話を進める。

なんと誤解の多いことか

また、コマーシャルで「タータ」だの「プラークコントロール」だの
私が知らない言葉まで使うもんだからどんどん変になっていく。

だから、私は「歯垢」は「やわらかい汚れ」
「歯石」は「かたくなった汚れ」
と説明しています。
もちろんほかの言葉も簡単に説明します。
医学用語でない誤解を生じそうな「さしば」も説明します。

ちなみに「さしば」ってわかります?
もともとは「継続歯」(芯とかぶせ物が一体になった前歯のかぶせもの)
だったんですが、今や「前歯のかぶせ物」「インプラント」「義歯」
などなど人によっていろんなふうに解釈されています。

理解がむつかしそうな時は図をかいて説明します。

プロだからこそ簡単な言葉で説明してあげる。それができるからこそプロだと思うのです。

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