医者のねがい患者のねがい その1

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この本は私が高校生のころ読んだ本です。

1971年9月に出版されています。
今は絶版になっている本です。

私はこの本を大切にしています。

この本を書いた開業医 後藤浩先生に共感できたからです。


医療に携わる心構えをこの本から学んだといっても過言ではありません。

いくつか内容を紹介しましょう。


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あるアメリカ人の夫人とアメリカでの医療制度について雑談をした先生はその夫人からこういう言葉を聞きます。

「まず選ぶことに心をくだきます。結果は問いません。なぜなら自分が一生懸命選んだお医者さんですから、結果は自分の責任なのです」

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よい患者はよい医者を選ぶ まさにその言葉とおりではないでしょうか?
 
またこういう話が書かれています。

ある時に、先生は生まれて4ヶ月の女児の母親から深夜おこされた。

火がついたように泣き出したので救急病院へ連れて行ったら腸重積という病気で手術をすると言われた。

(腸重積は腸の太いところへ、小さいほうの腸がはまりこんでゆく病気なのでそのはめ込みを手術して元に戻せば簡単らしい)

できれば手術をしないで治してやりたい。

という相談だった。


そして後藤先生は一晩中浣腸を繰り返す。

朝の9時になってスパッツと音がした。腸が元に戻った。


1人の赤ん坊の生命を救うために、一晩ついやしてその保険請求は浣腸を何回しても1回何十円にもならない。

もちろん手術すれば何十万という利益を生む。

それをあえて儲からないほうを選んだ後藤先生。


彼はこう話す

「名医は切らずに治す。良医は切って、治す。悪医は切っても治せない」

まだまだこの本の内容をお話ししたいです。

私の医療の原点がこの本にあります。







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