舌痛症、おそらく全国の歯科医師でこの病気を治せるのは私と数十人いるかいないか②

前回の続きです。
つらい体験の話です。

東京医科歯科時代のことです。

口腔外科の後輩が悩んでいました。
彼が担当した患者さんですが、歯が痛いと訴えていました。
しかしその歯はもちろん虫歯もなく、顎骨にもまったく異常はありません。

その後輩は上の先生と相談して神経を抜きました。
でも痛い。

そこで私がその話を聞き、これは「仮面うつ病だよ」「こんどオレがみてやるよ」と患者さんの担当を引き受けるように話しました。

患者さんを観察すると明らかに仮面うつ病だったからです。

(うまく表現できないのですが表情を観察するとわかるのです。もちろんほかにも調べる方法はあるのですが・・・)

しかし、その後輩は私の話を聞かず、ついに歯を抜いてしまったんです。
まったく問題がない健康な歯を。

でどうなったか?

「抜いた跡が痛い」・・・・・・

私が診ていたら3週間で治したのに・・・

悲しかったです。

その後、その患者さんはどうなったのかわかりませんが、おそらく痛みは続いているはずです。

東京医科歯科大学口腔外科と言えば日本で1番。
一般病院で治せなかった患者さんが集まってきます。
また、医局員も決してダメな人ではなく、日々、勉強している歯科医師です。

その病院で健康な歯を抜いてしまった。
それは仮面うつ病を治せたのはというか、仮面うつ病に目を向けていたのは私一人だったからです。

当時の教授は私が仮面うつ病の治療をしたり、催眠で歯を抜いたりしているのを煙たがっていました。

私は嫌われていたのです。

だから後輩もそれにならった。

私が医科歯科をクビ同然で辞めた原因はこの仮面うつ病でした。

もう一つ悲しい、つらい話がありますが、それは次回に。


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