困った歯医者 (悲しい酒)



みなさん昨夜は何時に寝ましたか?

私は休み前を除いて早くて9時半、遅くても11時過ぎには寝ています。
早いですか?

ちょっと想像してみてください。

あなたがちょっとした病気で手術をすることになりました。
朝手術を受ける病院に行くと担当医がやってきました。
なんだか眠そうです。
あくびもしています。

あなたは安心して手術を受けることができますか?
わたしはいやです。

同じことが我々にも言えるのです。


Y先生

私が以前に勤務していた病院の院長です。
小岩と鎌ヶ谷、野田に分院をもつ病院の院長です。

彼は優しく怒ることもない。冗談を言うことも多く性格はいい。
スタッフに対しても勤務医に対しても。
技術も劣ることは決してない。

が、飲むんです。これも半端じゃない。

私が入るまでの勤務医は私ほどつきあってはいなかったようでした。
それは、飲む人が少なかったのか、一緒に飲みたくない人は多かったのか、私が気に入られていたのか。

夜、食事をして(ここですでに飲む)、先ずは赤坂のスナック。

次に錦糸町のクラブへ。(クラブって言っても女性がサービスしてくれるクラブのほうです)

1時間くらいいたら出る。

次のクラブへ。

そこでまた1時間くらい。
そしてもう1軒クラブへ。

また、別のクラブへ。

最後は自宅のある小岩のスナックへ。
なんだかんだすると最後お開きになるのは明け方。

すざましい時は朝の5時。

この頃になるともう先生はべろんべろん。
すべて勘定は先生。

クラブではもっぱら焼酎のウーロン茶割り。まだ誰もそんな飲み方はやっていなかった頃です。

3軒目くらいになったら院長は既にへろへろ。
「ばかやろう。この百姓が!」
これが酔っ払ったときの口癖。でも人にからむ訳じゃないんです。
まあ言われたほうはいい気分はしないでしょうが・・・

この飲み方が1週間に何度もあるんです。
最初は知りませんから付き合いました。

が、わかってからは私の休み前以外はことわりました。
でも怒らないんです。性格はいいんです。その先生。

錦糸町とはいえクラブ。座っただけで数万円。
さぞ、楽しかっただろうって?

私はもともと女性がつくこところって好きじゃないんです。
「お仕事何ですか?」とか「何がお好きですか?」とか聞かれるばかりで楽しめない。
付いた女性が何か芸でもやってくれるんだったら面白いでしょうが。

もちろん私は男が好きといういうんじゃありません。
女性は大好きです。が、仕事でおべんちゃら言われてもちっともうれしくない。
クラブの女性は仕事でニコニコしてくれているんだろうと思っているので口説こうという気もしない。

最初はものめずらしかったクラブも飽きてきます。
そうすると私のいたずら心が・・・
紙ナプキンでちょっとしたものを作った。
それがまた、女性にうけたものだから先生も大喜び。

「にしちゃん、またなにかやってよ」

そうなると私は次の休日前までに何かを考えていく。

もういろんな事を考えました。言葉遊び、マジック、一発芸・・・

もう、芸のデパートです(笑)

そうなると、サービスされに行ってるのか、サービスしに行ってるのかわからない(笑)

その先生の病院には2年くらいいたでしょうか。

何が彼をそうさせるのかわかりません。家庭不和といううわさも聞きました。
が、本当のところはわかりません。

なんだか悲しい酒です。

今も「にしちゃん ちょっと行こうか」というY先生の笑顔が浮かびます。

名誉のためにもう一度言います。本当にいい先生なんですよ。

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