誠実な歯科であること、それを続けていくこと 3

誠実な歯科、誠実な治療を行う上でもう一つ大事な人たちがいます。

それは、技工士さんと材料屋さんです。



技工士さんは院内に雇っている場合もありますが、大抵の歯科医院では外注、つまり外部の技工所に仕事を依頼しています。


ニシオ歯科ではネモトデンタルという技工所にお願いしています。

技工士さんは一人です。彼はニシオ歯科を開業する前に私が勤務していた歯科医院からの付き合いです。


数多くの技工士さんを見てきましたが、彼以上に丁寧で腕のある技工士さんはいませんでした。

「もし、私が開業することになったら仕事をお願いするから」と話してから約30年の付き合いです。


技工士さんは仕事のわりに収入が少なく、技工料金も40年前から変わっていません。

歯科が利益の出ない職業になってからは以前のブログでもお話しした通り資格のない人物に作らせたり、

中国に発注して安くする技工所が増えました。


が、誠実な歯科、誠実な治療をするためにはちゃんとしたものを作ってもらわなくてはいけません。

技工料金を上げてあげたいのですが、ニシオ歯科の経営もよくはありません。

だからせめて、ニシオ歯科の従業員と同じように考えています。


以前は無料で海外旅行に連れて行ってあげたりもしました。
誕生日にはお祝いを、飲み会も・・・

ニシオ歯科が2か月休業したときには仕事の依頼はないのに数十万あげました。

また、新しい技術には機材が必要ですが、それも出してあげました。


じゃあ、ニシオ歯科は儲かってるんじゃないか

いいえ

私の貯金を切り崩して支払っているのです。


現に今月私の給与は出ませんでした。


誠実な歯科、誠実な治療をするということは、自分の身を削っていくことなんです。

ただただ、「家族にするような治療」のために。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック