誠実な歯科であること、それを続けていくこと 4

3回にわたって誠実な歯科、治療の話をしてきました。

最後に 外注の材料屋さんについてお話しします。

歯科の材料、機材を作っている会社はたくさんあります。

大手では松風(しょうふう)GCなどです。



歯科材料は数えきれないくらい種類があります。

皆さんも想像できるように小さなものばかりです。



それらをまとめて発注して届けてくれるのが材料屋さんです。

KOデンタル、田中歯科材料店などなどこれもたくさんあります。

最近は通販の会社もあります。

私がニシオ歯科を開業するまで勤務した歯科医院では必ず2社、3社の材料屋さんと取引をしていました。

その理由は競合させて安く仕入れるためです。


しかし、ニシオ歯科はKOデンタルただ1社。

理由はただ一つ。

信頼関係です。


競合させて安く仕入れたい。しかし、もっと大切なのは信頼です。

その結果、情報が手に入るのです。

製品によってはいい悪いは必ずあります。

信頼関係があると、たとえ材料屋さんの利益にならなくてもいい製品であればすすめてくれます。

またその逆もあります。

信頼関係があるとその確かな情報を手に入れられる。

それがひいては患者さんのためになるのです。


材料屋さんの担当も様々な人がいます。

忘れられない人がいます。

KOデンタルの本澤さんです。

彼はほとんどすべての材料の知識はもとより、金額まで頭の中に入っていた。とんでもないことです。

他のKOの人に聞いたことがあります。

「材料で名前もわからないものがあったら本澤さんに聞け。かならずわかるから」と


それに誠意があった。

それがわかる話をします。



ある時にレントゲンフィルムがないことに気づきました。

気付いたのが金曜日の午後。

KOデンタルは土曜日が休み。次に担当者が来るのは火曜日。

月曜日のレントゲンは取れない。


仕方ない・・・・


土曜日の朝

ドアが開いて現れたのは小さな娘さんを連れた私服の本澤さんでした。

わざわざ休みの日にフィルムを届けてくれたのでした。

ニシオ歯科の担当を外れる時に私は手作りの感謝状を渡しました。


もう一人、本澤さんには及ばないものの、KOデンタルの関口さんも知識と誠意のある人でした。




誠意のある歯科の話はこれで終わりです。


誠意があるということは、自分の身を削る事なのです。

そのことは気づいてくれる人にしかわかりません。

それでもやっていくことが大切なのではないかと思います。


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