病気に休みはない。

私が歯科医になって東京医科歯科大学口腔外科に勤務したころから思っていたことがあります。

それは

「我々医療従事者に休みはあっても、病気に休みはない」

「我々医療従事者に休みはあっても、痛みに休みはない」

ということです。


病棟勤務だと特に感じることが多いのです。

成人病棟の患者さんの大半は癌の患者さんです。


私たちが帰宅した後、休みでいなかった時も、病気は存在し、痛みは起こる。

そのことを知るのは出勤してカルテを見た時。

確かにその痛みは当直医がなんとか処置をしてくれています。が、病気であることは確かです。


担当である自分たちはその間、テレビを見たり、ご飯を食べたり、好きなことをしている。


これってどうなんだろう??

そう感じてきたのです。

かといって、24時間、365日、患者さんとともにいられないのです。人間ですから。



開業医になっても、その気持ちはあります。

ここ数年、早く終わることが多いのです。

アポイントがその時間埋まらないというのが一番の理由ですが、

離婚して家事をするのが私一人ということもあります。


最近私はできるだけ遅くまでいます。

それは娘が就職して夕食の時間が遅くなったからです。

作り始める時間も遅くていいのでゆっくり帰ればいいのです。

少しでも病院にいて急患対応や予約の電話に出るようにという思いからです。


「我々医療従事者に休みはあっても、病気に休みはない」

「我々医療従事者に休みはあっても、痛みに休みはない」



ただの自己満足と言われるかもしれません。

が、職業意識がそうさせているのです。


スタッフはというと予約の患者さんが終わると早々と帰っていきます。

これは早く終わるもう一つの理由です。最近の人たち、つまりスタッフは早く帰ったりしなければ、いつかないのです。

どの職種でもそうだと思いますが、最近の人は職業意識が少ないと思います。


この職業意識は自分で感じていくもので強制されるものではない。

だからこそむつかしいのです。









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この記事へのコメント

一患者です
2018年10月31日 23:12
解らないのでお聞きします。家族が血液を入れかえと抗がん剤治療の為入院します。 病気前には弱くなってはいるけど温存しようとかかりつけ歯科では言われてましたが 入院する予定の大学病院歯科にて様々な検査あり 入院治療前に五本抜く予定です。セカンドオピニオン進めてもNOと言います。 これからかなりデリケートな治療始まるのでもう後戻りできませんが、命に関わる病いなので歯は諦める 本人は粛々とすべて言われるままで良いとの由 悩ましく思いますが今迄も過酷な治療を弱音吐かずいるので見守るしかないのですが。参考迄ご意見聞かせて下さい。
西尾元秀
2018年11月01日 11:51
それは大変ですね。本人も家族も心労が絶えないとお察し申し上げます。
さて歯のことですが、どうなっているのか診ていないので何とも言えませんが、抗がん剤を使うと自己免疫力が弱くなり、炎症があった場合ひどくなったり、そこが感染源になってしまうことも考えられます。また、私が麻酔科にいた経験から申し上げると全身麻酔や緊急時の気管内挿管の際にぐらついている歯が抜けてしまうこともあります。そうなったら気管に入ってしまうと大変なことになります。
もう一度担当医と相談なさったらいかがでしょう?

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