麻薬の扱い方

前回の続きです。

前回は私が麻薬を使用する(笑)という話をしました。

今回は麻薬の扱い方をお話しします。

東京医科歯科口腔外科時代で経験した話です。

そもそも麻薬は通常で処方されることはありません。

麻薬施用者免許を持っていても簡単には処方できません。

これからの話はもう30年以上も前の話なので記憶違いがあるかもしれません。

麻薬は入院患者、末期がんなどの痛み止めにしか使われません。

麻薬の処方箋を書くと薬剤部から確認の電話があります。

確認が取れたら、薬剤部の金庫の中から麻薬が取り出され病棟に運ばれます。

通常の薬剤はメッセンジャーがまとめて運んでくれますが、麻薬は薬剤部の人が運んできた気がします。

それも頑丈な箱に入れて。鍵付きだった記憶があるのですが定かではありません。

麻薬といっても我々が使用するのはアンプルです。直径1センチくらい、高さが4センチくらいの小さなアンプルです。

間違っても白い粉じゃありません(笑)

受け取ったら患者さんに使用するまで徹底的な管理下にあります。

こう書くとそんなに大変そうには思えません。

が、もし事故が起こればそれはそれは大変なのです。

こういうことがありました。

患者さんに使用する前、ある看護師(当時は看護婦)さんが誤ってそのアンプルを床に落としてしまったのです。

もちろんガラスでできたアンプルは割れて中身が床に・・・・

その瞬間、その周囲は立ち入り禁止に。

そしてそのガラス片はすべて(1ミリにも満たないものまで)回収。

薬液も注射器で吸い取り、吸い取れないのは(綿だったかティシュだったか記憶にありません)すべて吸収させてビニールの袋の中へ。

そしてそれからが大変だったのです。

医局長、婦長、事故を起こした(アンプルを落とした)看護師、薬剤部の人。

その4人が報告の書類作りと提出のために動きます。

2週間以上それにかかりっきりだったのです。

落ち着いたのは1か月くらい経ってからだった記憶があります。

直後の処理(回収)が良かったからそれで済んだのです。

もし、アンプル、薬剤が少ないとなるともっと大ごとになったそうです。

いやあ大変ですよ。さすが麻薬。

皆さんも気を付けましょう。

って扱うことないですよね(笑)





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